職人マツナガ通信

3月13日

ウォー。
シマノの新しいデュラエースシリーズ9000系を組みましたが、
フロント変速の左レバーの軽さに、ちょっとショックを受けました。
今までのSTIレバーで、フロントの変速の左レバーのストローク量が多いのと、その重さがちょっと気になっていたのですが、
それらが払拭されていました。
メーカーの発表によると、レバーでストローク量を30%減らす構造にしたということ。

また、フロント変速機も力率を考えたショートストローク構造。
それに加えて、ポリマーコーティングのケーブルセットがさらに引きを軽くしてるのでしょうね。
フロント変速機には、フレームにあわせてケーブル位置を決める機構がつきました。
この変速の軽さがゴアのケーブルセットにしたときのショックに似ていますが、
こちらはトータルシステムなので明らかにケーブルをかえたものよりいい感じはします。

シマノさんの比較ですと、従来より操作力を43%軽減したそうです。
半分近いので、こりゃ~、肌で感じてあたりまえでしょうか。
いいことずくめなのですが、ちょっと注意が必要で、
ブレーキケーブルには、以前は耐熱性の高いグリスを推奨していたのですが、
9000系からは、シフトと同じ粘性の低いグリスを塗るように推奨されています。
また、ケーブルも、インナーはポリマーコーティング、アウターには以前より柔らかいライナーが入っているということで、
9000系以外のシマノさんのコンポとの互換性はなしということになっています。
ご注意を。