職人マツナガ通信

3月30日

三種の神器。
フルオーバーホールをお預かりの時は、バイクをピカピカにしてお渡しするようにしています。
メチャクチャ汚れがひどいときは、まず最初に水洗いをしてから作業にとりかかります。

フレームについた汚れは、汚れの質によってクリーナーを使い分けないと汚れが取れません。
油汚れに万能なのは、ワコーズのBC8です。
変速機まわりは、これを吹き付けることでかなり油まみれの泥や砂を落とすことができます。
結構やっかいなのが、ボトルケージ付近のドリンクのこぼれによる汚れです。
スポーツドリンクがこぼれてそこに、泥や砂が付着して固まってしまったようなよごれです。
この汚れにはBC8はききません。フィニッシュラインのバイクウォッシュがよくききます。
それほどひどくなければ、そのまま吹きかけてふき取るととれいます。
頑固な汚れの場合は、布にお湯をひたしてバイクウオッシュを吹きかけてこすると、ほとんどのベトベトは落とせます。
最後に、ワコースのバリアスコートです。
これは、ガラス系のコーティング剤で、表面をクリスタルな輝きをだしてくれます。
効果はガラスの鎧ほど長持ちしないのですが(ガラスの鎧はほぼ永久)、
仕上げは、ガラスの鎧に近いものに仕上がります。
ボクの中では、これらを洗車時の三種の神器と呼んでます。
いずれも店頭で販売していますよ。

ごくまれにレースなどでゼッケンをフレームにはりつけたりして、
それをはがしたあとの、接着剤のベタベタがあります。
あれいやですよね。
BC8でとれるときもありますが、とれないときには、
キャンプ用に使われている白ガソリンが有効です。
これは、ホームセンターなどで手にはいります。