職人マツナガ通信

4月28日

インプレッション。
昨日書いたコリマホィールですが、
オーナーのIさんから、
新緑の信州を走った感想を早速頂きました。
気に入って頂けたようで苦労した甲斐がありました。
この仕事をしていて、うれしい一時です。

「こぎ出した瞬間に、ぼくのようなアマチュアにも、素晴らしさがハッキリと伝
わってきました。
「これかぁ。このことかぁ。これなんだぁ。」と素直に感じました。
コリマとベロフレックスの絶妙なコンビネーションで、自分のプロジェクトM
が、また進化をとげたようです。

乗り味の表現としては、しなやかでパワーロスがない。快適で振動吸収性に優れ
ている。など
いろいろだと思いますが、ぼくが乗った印象としては、状態のよいアスファルト
の上なら、
振動は姿を消し、フロントフォークの先端を中心に、まさにホイールが真円を描
いてただ
静かに、確実に、シルキーに高回転を続けている、といった感じでした。
ゴツゴツとした角張った硬質な印象はなく、マイルドに体に無理させずスピード
を維持していく感覚。踏み込めばそれに答えるし、流せば快適に巡航する。
まぁ、よくできたホイールとタイヤです。素晴らしい。改めて自転車はおもしろ
い乗り物だなと思います。主要な部分を換えると、すぐに乗り手に反応するおも
しろさ。

ぼくが日頃思っているのは、自分にあっているかどうか、というこだわりです。
値段が高ければすべてクリアされる、というものではなく、体にフィットしてい
るかどうか。オーバースペックとなって体に無理をさせては本末転倒です。

自分のバイクライフは、いかに自分を解放させ、リラックスさせてくれるかとい
うところです。
月から金まで、仕事でしっかり頭と体を緊張させたところから、週末のライド
で、自分を解放してあげる、リフレッシュしてあげる。充実した時間を過ごす。
というところにモチベーションを置いています。競技志向でタイムとの闘いとは
また別なものです。自分にとって気持ちのいい風の中にいたい、というのが正直
な気持ちです。
今回いい買い物をしたと思います。ではまた。」