職人マツナガ通信

5月18日

ヒゲにご用心。
新規御買上ホィールをバイクにセットアップ中に異音発生。
音の質は、キュッ、キュッ、という金属系ではない、プラスチック系の、いままで聞いたことがない音。
無視してしまっても、いいようなレベルの音ではあるけれど、
今までのホィールに付け替えると解消される、ということが引っかかる。
場所はリアホィールのみ。
速い回転ではでなく、ゆっくり回すと音がする。
疑わしきは、ハブのプラスチック製のダストキャップ、
ここは以前にも犯人だった経歴有り。
でハブをバラして、摺り音がでそうなとろをグリスアップ。
そでも解消しない。
タイヤとフレームの隙間を確認。
確かに、クリアランスがかなりないフレームではあるけれど、接触はなし。
ゆっくりホィールを回して、音のする場所を特定して検索。
ようやく犯人発見。
タイヤの成型時にできてします、ゴムのヒゲがフレームにこすっていました。
それも縦ではなく、横に生えているヒゲがチェーンステーノ内側に当たってました。
このヒゲを抜いたところ音はなくなりました。
それにしても、あんな細いヒゲが、あんなに高い音をだすとは全くの想定外。
自転車屋稼業三十四年、まだまだ、知らないことがだらけ。