職人マツナガ通信

7月24日

グリース。
画像はショップでメンテナンスや組立に使用するグリースです。
画像のものは、全部性質が違って、
自転車のパート、パートにより使い分けをしています。
ブレーキケーブルやシフトケーブル。
これは、ブレーキかシフトかによっても使い分けが必要です。
使い分けのポイントは、塗る部分に発生する熱量のおおきさによります。
ハブ部分も、ベアリング部分とフリーボディ部分で粘度の強い弱いで使い分けが必要になります。
パーツメーカーによっては、自社製品ご指定でくるときもあります。
こうやて一台の作業に何種類ものグリスを使い分けます。
基本的にグリースのパーツへの塗りつけは指を使います。
なんといっても、人の手はスーパーツールです。
グリスは、それぞれ性質の違うものなので、
混ざってはいけません。
そこで、グリスをかえるたびに、
いちいち手についたぐりを洗っていたのでは、
仕事になりません。
そこで、ボクは、カミさんからもらった化粧品のいれものに、
薬用アルコールをいれて、グリスをかるときシュッ、シュッと指先についたグリスを落としています。
ディグリーザーでもいいのですが、
さすがに有機溶剤なので、作業中手にかかってしまうのは仕方ありませんが、
直接手にかけるのいうのは少し抵抗があります。
「グリース」と打っていて、
かなりまえのジョントラボルタ主演の映画を思い出しました。
ふるいっすね。