職人マツナガ通信

7月18日

IさんのプロジェクトM、ラグ作りです!
カーボンチューブを差し込むための、フレームの接合点となります。
まずは、元管をだします。
旋盤作業による肉厚の調整ですね。
ラグの肉厚は、すべて0.7mmといきたいところですが。
走りを考えて、ヘッドまわり、とBBまわりは、剛性を考えて0.7mmにします。
その他のところは、0.7mmに旋盤でそぎ落としていきます。
肉厚をそぎ落としたら、各パートの必要最小限の長さにカットします。
長さは、接着剤の剥離強さを考慮して、ロー付けの二倍の強さ分の長さをとっています。
なので、いままでぼくの作ったフレームで、通常使用でチューブとラグがはずれてしまったという例は一例もありません。
ラグの肉厚調整ができたら、その他の旋盤作業をすませてしまいます。
チェーンステーの長さのカット。
シートステーの長さのカット。
BBの幅調整。
ヘッドチューブの肉厚調整。
これだけやったら、旋盤作業は終わりです。
お次は、フライス盤でザグリ作業です。