職人マツナガ通信

8月3日

ディスクキャリパー台座、フェイシング作業。
ナイナーを駆る、Eさんから、リアディスクブレーキがローターに当たってしまうということでお持ち込み。
納車当時は、当たっていなかったが、その後ブレーキパッドを交換する毎にあたるようになったということ。
調整をしてみると。
確かに、当たらないように、キャリパー本体を保持してネジを締め込んでいくと。
最後の、最後で、キャリパーがうごいてしまい当たってしまう。
なんとか、調整をしてお渡しのしたのですが。
しばらく使うと、また当たってしまうということ。
締め込むと、最終的に同じ位置に来てしまうといことで。
ブレーキ台座端面の角度が微妙にずれているということか。
ということで、ブレーキキャリパー台座の表面をフェイシング(刃物でさらって適正な角度となめらかにする)加工することに。
専用ツールの登場です。
餅は餅屋ということで。
パークツールから専用工具が発売されています。
こんな工具が発売されているということは、同じような問題が結構たくさんあるということですかね。
この工具を使い、フレームのキャリパー台座の表面を削っていきます。
二個ある穴の表面の角度、高さをそろえます。
さて、これでキャリパーをセットしてみると。
お見事、ローターには当たらなくなりました。
デメタシ、デメタシ。