職人マツナガ通信

8月9日

IさんのプロジェクトM、最終形になります。
図面をもとに寸法をだしたカーボンチューブを、
一本、一本、ラグにさして治具にのせて長さの微調整をします。
接着剤の加熱硬化時の熱で、若干チューブとラグが熱膨張をするので、
ほんの少し、緩い感じ位の長さに削って調整をします。
シートチューブを差し込み。
次にダウンチューブです。
長さを少しずつ削っては、あわせて、あわせては削ってをくりかします。
シートチューブとダウンチューブがとりついた段階で。
ボトルケージダボ位置を決めます。
シート側、ダウン側、お互いに干渉をしないよう、使いやすい位置を出します。
そうして、トップチューブも同じようにしながら、長さを合わせます。
カーボンチューブすべての長さが決まったら、接着部分の粗しをサンドペーパーでやります。
ボトルケージダボ位置に穴を開けます。
ここまで来たら、ラグパートとカーボンチューブをよ~く脱脂して、接着剤を塗っていきます。
後は、いつもの順番でカーボンチューブを差し込んで治具にセットしていきます。
セットして、すべての寸法関係を確認したら、加熱器で加熱して接着剤を硬化させます。
ようやく、カタチになりました!