職人マツナガ通信

8月10日

ディスブレーキバイク。
ここのところ納車バイクにディスクブレーキ仕様のバイクが大分増えてきました。
個人的には、見た目のグロテスクさに、どうもなじめないのですが。
その、ブレーキング性能から、超ロングライドをやるようなブルベライダーから支持を受けているようです。
最近のディスクブレーキバイクは、ホィールの脱着システムも、以前のクイックレバーから完全にかわってしまいました。
スルーアクスルという、片側にネジが切られていて、そのネジに締め込むように軸をいれていきます。
これのメリットは、剛性アップと取り付け力アップということですが。
実際、ロードレーサーに、これほどの軸径と取り付け力がいるのかは、ちょっと疑問です。
しかし、世の流れなのでしかたありません。
このスルーアクスル、プロのロードレース界では、車輪の交換に時間がかかりすぎるということで、いまいち敬遠されているようです。
このスルーアスクするですが、フレームの付属品になり。
フレームにより、締め方であったり、ネジのピッチが違ってきます。
今日納車したグストのスルーアクスルは。
軸の中に、六角レンチを内蔵でき。
外すときは、そのレンチを軸から抜いて、軸に差し込んで、軸をまわして外します。
ん~、いろいろ考えてやっているとは思うのですが・・・・・・・。
このように、現在では、メーカーによりスルーアクスルの形状がまちまちです。
今後もっといろいろ整理されていくと思うのですが。
スルーアクスルになって1番困ったことが。
納車時にローラー台にセットするときです。
ローラー台は、今までの通常のクイックレバー対応なので。
いろいろな形状のスルーアクスルには対応していません。
そこで、考えて自作しました。
旋盤をつかって、アルミの塊から削りだしました。
これを使えば、今のところすべてのディスクブレーキバイクに対応できてます。
今問題なのは、作業台です。
フロントフォークを固定して、バイクをのせる作業台なのですが。
これが、もう、二十年以上つかっている、チネリの作業台で、当然スルーアクスルに対応していません。
長年使い慣れているので、これも改造して、何とかつけるようにしてみたいと考えています。