職人マツナガ通信

9月12日

Sさんの、プロジェクトM ディスクブレーキバージョン作業開始です!
ディスブレーキバージョン製作初ということで、手順もいつもと違います。
まずは、ヘッドチューブの製作から。
以前ここにかきましたが。
ディスブレーキ用のカーボンフォークは、
下玉押しのサイズが、いつもプロジェクトMに使っている通常のオーバーサイズよりも大きいものしかありません。
おそらくは、これ、ディスブレーキのブレーキングダメージが大きいからなのでしょうが。
ここまで必要か・・・・・・・。
上下そのまま大きいサイズにしてしまうと、とんでもないヘッドチューブ径になってしまいます。
なので、上ワンは通常のオーバーサイズ、下ワンはあるものの大きなサイズにあわせたヘッド小物をさがしました。
上下でワンの大きさが違うんですね。
とういことで、ヘッドチューブも、上側と下側では異径になります。
さて、どうするか。
いろいろ考えて、できたアイデアを実行します。
まずは、通常使うオーバーサイズ用のヘッドチューブを用意。
次に下側につく、大口径用のチューブも用意します。
このチューブ探すのに苦労しました。
そうして、いつも使うヘッドチューブ材の肉厚を旋盤で1mmに削っていきます。
それができたら、下側に使う部分を加工します。
パイプを斜めにカットして、外径を削ります。
下側のヘッド小物のワンが、ピッタリ入るような外形にします。
それができたら、ヘッドチューブと作ったワンとをはめあわせます。
ふ~、これで第一段階終了。