職人マツナガ通信

9月27日

バラバラに。
エアロ上ブリッヂがついたら、
一旦治具上での作業がおわります。
フレームのフォルムが現れましが、
ダミーチューブを抜いてバラバラにします。
バラバラにした状態で、すべてのロー付け(溶接)パートを完璧にローをまわします。

でもって、完璧にローをまわしたら、
もう一度ダミーチューブをいれてフレームのカタチにして治具にのせて、
ロー付けで熱変形してしまった三角形を矯正して芯だしをやります。

二十年前にトライアスロン用に26インチのフレームを作らせて頂いた、トライアスリートのMさんから連絡を頂きました。
現在でもそのバイクは健在で先月もアイアンマンジャパン北海道を完走されたそうです。

まだ、まだいけそうですが、27インチにトライということで、
二台目のオーダーを頂きました。
Mさんのトライアスロン人生、ほとんどボクのつくったバイクで過ごして頂けるんですね。
とてもうれしく、感慨深いです。
自転車職人冥利につきます。
ものつくりと商売、両立させるためにめげることも間々ありますが、
こういうお客さんがいるかぎり、
自分が自転車屋をやっている意義があり元気がでます。