職人マツナガ通信

10月6日

フレーム修理です。
昨日書いた横浜のSさんが、バイクをもって御来店。
Sさんのバイク、2009年につくっているので、ほぼ十年ぶり。
SBTMが花室に移転してからは、はじめてということです。
とにかく10月26日のアイアンマン マレーシアに参加するために、
なんとしても本日中に修理をあげなければならない。
考えていた修理方法は、割れてしまったシートチューブ部分に、
外側から、クロモリのカバーチューブを接着させるという方法です。
まずは、内径28.6mmΦX外径31.8mmΦのクロモリチューブをつくります。
それを、真っ二つに割って、割れた部分に上から接着をするのです。
割れた部分がそれほどを範囲が広くなければ、これで大丈夫なはずです。
早速、現物を拝見。
思っていたより、割れはひどくありませんでした。
まずは、カバーがくる部分の塗装をはがします。
カバーチューブを貼り付ける位置を確認。
カバーチューブ、シートチューブっとよく脱脂して、接着剤と塗布します。
そうして接着です。
接着したあとは、圧着するために、31.8mmΦのフロントディレラーバンドをまきつけます。
これで、接着剤が硬化すればできあがりです。
本来なら、カバーチューブをタッチアップペイントまでするのですが。
本日は時間がないため、この状態お渡し。
これでまた、元通りに走れるようになります。
デメタシ、デメタシ。