職人マツナガ通信

1月27日

接着です。
ラグパートのできあがったMさんのフレーム、
お次は接着作業です。
カーボンチューブを図面の設計寸法にあわせて切削していきます。
いつものようにカットしては治具にのせ、
はずして微調整、また治具にのせてを繰り返します。
まずはシートチューブをセット。
お次はダウンチューブ。
そしてトップチューブ。
最後にバックカーボンへといきます。
今回は電動専用仕様ということで、
チェーンステー材の中に電装ケーブルを通します。
材料は内蔵加工はされていないものなので、
内蔵できるかどうか、どうやって内蔵するかを考え試しながらの作業となります。
まずは、チューブの中をケーブルが貫通できるかを確認。
カーボン成型品の場合は、成型時の内圧バックの残骸や強度をあげるためのリブなどが内側に有る場合があります。
これがあるとケーブルが通らない可能性があります。
実際にケーブルを通して確認をします。
貫通することがかくにんできましたので次は何処を通すかです。
理想はリアエンド付け根からケーブルがでてくれるといいのですが、
構造上無理なので、チューブ下側に穴をあけます。
できるだけ応力のかからないところ、ホィールや他のところに干渉しないところと慎重に穴を開ける位置を決めます。
すべてのカーボンチューブの長さ調整ができたらいよいよ接着剤をつけて組み立てます。

プラモデルのようですね。