職人マツナガ通信

3月31日

フレームのカタチになった。
Hさん前三角ができあがったら、
シートステー、チェーンステーバのバックフレームです。
ラグパートのロー付け(溶接)作業は一発勝負作業なのです。
ロー材(金色のもの)をラグとタグとの突き合わせ部分に、
きれいに盛っていくのですが。
均一にきれいに自然なラインを描いてくれるように作業をします。
これ、盛りそこなったら、また盛り足してヤスリで削ればいいじゃんとかんがえがちなのですが、
一度盛ってしまった上から、もう一度盛るというのは、どうしもて均一性がなくなってしまいます。
とにかく一発で決める、きれいに早くしあげるにはこれに限ります。
後からやり直せばいいじゃん、は大敵です。
ココロ乱れると、ロー盛り乱れる、なのでファイト一発集中です。

昨日ツールを走ったジャパンブランドバイクはないのでは、
とここに書いたら。
歩く自転車博物館、フジヤンこと藤下さんから早速つっこみをいただきました、ありがとうございます。
90年から92年まで、ヨーロッパのパナソニックがスポンサーになって、
そのからみで、パナソニックブランドのバイクがツールを走って居るんですね!
しかも、4回ステージ優勝しているそうです。
そうです、そういわれて思い出しました。
あの青と白のツートンバイクがツールを走っていました。
しかし、なんでパナソニックブランドのバイクがその後ヨーロッパ、アメリカで普及しなかったのでしょうか。
ちなみにフレーム素材は、確か日本の石渡製作所製のクロモリチューブが世界チャンピオンをとっています。