設計です。
神奈川のTさん、設計です。
まずは、現在使用しているバイクの寸法関係を確認。
ライドの指向が平地のロングということで、
少しサドル高めの前乗りポジションのようです。
ただ、お話し合いによると、現時点ではこのポジションで不満なしということ。
今回のフレーム製作にあたってのリクエストに、
登りを少し強くなりたい、といことがありますので、
この辺りを加味して設計いたします。
いつものように自分でつくった設計プログラムに、
いろいろ数字をいれていきます。
現在のポジションもとれつつ、
おすすめのポジションにも調整できる、
数字を当て込みました。
これでよし、とパソコン上の数字を、
オーダーシートに手書きで書き込みしていたところ、
シートアングルで、あれ? というところ発覚。
登りも楽に、ということで引っかかりました。
ということで、もう一度、いちからでなおしやりなおし。
シートアングルほんの少し変えただけでも、
他の寸法が変わってきます。
フレーム設計は全体のバランスなんですよね。
珈琲片手にチョコレートを口に入れて、脳ミソに刺激与えて再考です。
で、できあがった数字をもう一度、オーダーシートに手で書き込んでいきます。
今回はOK、いいんじゃないですか。
効率を考えると、パソコンでだしたものを印刷して、
それを設計図としてしまうのがいいのでしょうが。
こういうことがあるから、必ず手書きでオーダーシートとつくります。
他の仕事をしていても、ちょくちょく似たような事があります。
おそらく、自分がパソコンで育った世代でないからなのでしょうが。
今の子供たちは小さい頃から、キーボードで育つのでこういうことはないのでしょうかね。
でも、小さい頃は、パソコンの表計算で計算するより、
そろばんで計算をしたほうが、絶対脳に刺激を与えられると思うのですがね。
少なくとも自分の子供は少しアナログ教育します。