職人マツナガ通信

4月25日

チェーンステー準備です。
チェーンステーにリアエンドをロー付け(溶接)します。
まずチェーンステー材に、エンドが差し込めるように、
フライス盤のノコ歯を使って、割をいれます。
割が入ったら、スプロケットがくる側だけ、
ギャが当たらないように、つぶし加工します。
バーナーで熱をくわえて、材料が赤くいろついたら、
ハンマーでたたいてつぶします。
刀鍛冶職人が鉄をのばしていく作業と原理は一緒です。
片側だけ平らにできたら、ロー付けによる酸化膜をとり、
ヤスリできれいに仕上げます。
仕上げが終わったら、角度をあわせてロー付けです。
ここで、思案事発生。
今回のフレームは、メカニカルと電動のコンパーチブル仕様がご希望。
とりあえずメカニカルで、いずれは電動化ということです。
リアメカの電装ケーブルをリアエンドの付け根から引き出そうと、
加工をしたのですが、ケーブルが出てくる穴をつくると、
ちょっと強度不足の心配が発覚。
あさ、どーするか、どーするか。