職人マツナガ通信

6月20日

秘密兵器。
昨今人気復活の感があるチューブラータイヤ。
その構造から、これをしのげるグリップ、乗り心地を実現させるのは難しいようです。


チューブラータイヤが世に出て百年くらいたつというのに。
復活の立役者に、リムテープ(両面テープ)があると思います。
昔は、リムセメントという接着剤でタイヤをリムにのり付けしていました。
この作業が大変で、だんだん敬遠されていったんだと思います。
リムテープも昔らからヨーロッパのものがあったのですが、
接着がいまいちでした。
もちろん自分も使ったことがありますが、
冬など乾燥すると、簡単にはずれやすくなったりしていました。
で、ここにきて、これは化学の進歩のおかで、
しっかりつくリムテープが発売されました。
このリムテープ、タイヤの接着をめちゃくちゃ楽にしてくれました。
が、しかし、外した後がやっかいで、
リムに残ったテープをはがすのがかなり大変です。
いろいろな溶剤をためしていますが、
これだ!、というスカッとした方法がいまださがせません。
と悩んでいたら。
キングミウラこと、三浦恭資さんからいいものわけてもらいました。
”おまえ、これしってか、簡単にリムテープがはがせるんやで”
とみせられたゴムローラー。
一にも二にもなく、かいます、かいます。
これを、エアーツールなどの廻転具にとりつけ、
リムをごろごろするらしい。
で、本日、やってみました。
確かにとれるのですが、
こりゃすごい! というスカッとした感じにはいかず。
どうも自分の使い方が悪いのか。
ボクの持論、道具は使い手により、役にも立ち、役にもたたず。
なんとかものにしてみます。