職人マツナガ通信

6月22日

黄色。
先日ここに書いた、オーダーペイントステム、ピラーを組み付けお渡ししました。
焼き付けをしっかりお願いしただけに、
いい感じでフレームに収まりました。
オーナーのSさんも、ニンマリ。
バイクを眺めて、ブレーキキャリパーの黄色はないの?
お次は黄色のキャリパーを探さなくては。
だいぶ前にみた、中国の紫禁城がでてくる映画ラストエンペラーで、
黄色は高位の人しか使えなかったということを知りました。
ツールドフランスの、マイヨージョンヌも黄色。
もしかして、シルクロードを伝わってヨーロッパでも黄色は高位な色というイメージがあるのかとおもいきや。
どうもそれはないようで、
ツールを主催した新聞社の紙面が黄色だったから、とか諸説があるようです。
自分の知っている人で、
昔やはり黄色好きな人がいて、
作るフレームすべて黄色に塗っていました。
心理学的にいうと、黄色すきはちょっと、ラジカルな人格をもっているそうで、
その人の行動は、まさにそれにはまっていました。
以後、黄色好きには要注意という、自分の中でかってにきめた格言がありました。
しかし、今回のSさんは、とても物静。
とてもこんな過激なバイクに乗るおひとにはみえません。
自分の意識をかえなければ。