職人マツナガ通信

2002年 2月23日

春ですね~、今日の陽気は。
暖かくなると、細胞の活動が活発になるのか、カラダも気持ちも動きが軽くなるのはボクだけでしょうか。
聞きたい音楽もガラッと変わってしまいます。
自分のカラダなのに、自分の意志とは関係ないところで、活動が違ってくるなんて、ホントおもしろいですね。
そんな事を年に四回も繰り返せるなんて、やっぱりニホンっていいですね。
 
そんなことも手伝って、今日はたまってしまった修理仕事の肉体労働を集中してやっつけました。
ロードのレストア、BD-1のBB交換・レストア、MTBのBB交換などなど。
アルバイトくんに任せられる仕事があればいいのですが、自転車修理の仕事は、マニュアル通りやってできるものではないので、どうしてもボクがやらなければならない、一癖もふた癖もあるものばかり。
でも、それだからおカネを頂けるのですがね。
特にスポーツ系のものより、普段履きにしているバイクは、状態がひどいから大変。
ネジ部分はさびついて動かないのは当たり前、補修部品は生産中止がほとんど、修理で頼まれた以外の部分もガタガタ。
パーツ探しに時間をとられたり、すんなりいけば、20分くらいの作業が、1時間かかってしまったり。
それらをすべて修理代で請求したらとんでもない額になってしまうので、それはできない。
それじゃ、どこで落とし前のつけるのかなと考えると、やはり、普段からのおつき合いになるのかなと思います。
 
自転車屋さんはサービスを含めて修理をして、お客さんにお買い物してもらう。
そうすれば自転車屋さんも成り立っていくし、お客さんにとっても困ったときに直してくれる自転車屋さんがあることは便利なことだとおもうのですが。
こんな感じで共存共栄していけるのが理想ですね。
でも、これって昔からある古い商いスタイルですよね。
いつの頃から変わってきてしまったんだろう。