職人マツナガ通信

2002年 2月25日

今日、オーダーを頂いたフレームの設計をしながらふっと思った事がありました。
自分で作った三角関数の羅列の簡単なプログラムで、コンピューターに
計算をさせて各部の寸法をだしていくのですが。
オーナーが実際に乗ったときんを想像しながら各部の寸法を決定しているのですね。
 
これまでもやってきていることなのですが、コンピューターに数字を入れながら、オーナーの顔を浮かべている自分に、ちょっと、新鮮な驚きを感じました。
フレームの形を設計させるのは、コンピューターをつかえばだれでも簡単に数字を出すことができるのですが、その数字の持つ意味の善し悪しは、コンピュータにはできないのですね。
(厳密に言えば人工知能ができればできるのでしょうが)
ボクが各部の数字を決定していくのには、採寸したカラダの寸法、ご注文時のやりとりでお話しした、使用目的や運動履歴、お好みなどを加味しながら決めていきます。
なんとなく非科学的のようだけど、これだからまさにオーダーメードのそのヒトだけの一台ができるんですね。
もちろん数字の善し悪しを決定するときには、今までためてきた数字のデーターも元にしているのでご心配なく。
 
ここまで書いてどうも、わかりにくい文章で、伝えたいことがいえていないなと反省しています。
もうちょっとまとめたものを改めて書きたいと思います。
ちょっと、眠くてアタマがまわらないようですので。