職人マツナガ通信

8月21日

カンチブレーキ。
昔はランドナーなどのツーリング車には定番だった、カンチブレーキ。
マウンテンバイクの台頭とそれに伴うVブレーキの普及で一時は絶滅寸前までいきましたが、
最近のシクロクロスばやりで息を吹き返したようです。
シマノさんが数年前から制動力のあるカンチブレーキをリリースしてくれてはじめました。
ここで素朴な疑問、なぜシクロクロスバイクにはVブレーキではいけないのか。
台座は同じで、カタチもまあにているとばにている。
でも、これ構造が全く違っていて、力率が違うんですね。
Vブレーキでドロップバー用のブレーキバーは使えません。
そのままの組み合わせで組み付けると、レバーストローク量がぜんぜんあいません。
でも、世の中にはアタマのいい人がたくさんいるもんで、
この組み合わせで、ケーブルを引く量を調整する小物が発売されています。
これを使うと、ドロップバー用ブレーキレバーでVブレーキが使えるようになります。

あまりリクエストは多くありませんが、
クロスバイクをドロップバーに変えたいという人には、こちらをお勧めしています。
それにしても、昔のカンチブレーキは効かなかったなぁ~。