職人マツナガ通信

11月11日

ピナレロの大ファンのAさん。
息子さんにのせている、ピナレロ プリマの修理でお持ち込み。
リアエンドが曲がっているのを気づかず、ロー側にシフトをして、
変速機をホィールに巻き込んでしまいました。
リアエンドは曲がり、さらにリアディレラー取り付けのネジ山を壊してしまった。
最近のアルミやカーボンフレームのリアエンドは、ほとんどがリプレスメントエンドタイプで、
ブラケットの交換ができる構造です。
クロモリフレームは、その強さからすべて一体型となりますが。
しかし、このプリマは、アルミフレームにもかかわらずフレーム一体型。
今時めずらしい。
最新のプリマも、かわっていないので、何か意図があるのか。
アルミのリアエンドは、柔らかいので、何かったらすぐに曲がってしまいます。
リプレスメントエンドタイプのように、付け替えができないと、
何かあったらフレームがおしゃかになってしまいます。
今回は、そんな事象ですね。
オーナーのAさん。
リア変速のネジをしめていたら、あのヌルっとした、ネジがなめる感覚を感じて。
これはフレームおしゃかか、っと顔から血がサッーっとひていった、っと仰ってました。
さて、どうやって直すか。
考えます。