職人マツナガ通信

11月24日

昨日、機械作業の基礎は、職業訓練校でやったと書いたのですが。
では、ロー付け(溶接)はどこで学んだのか、っというと。
さすがに、職業訓練校の機械科には、溶接作業の科目はありませんでした。
ロー付けの基本は。
高校を卒業して、入った、宮田工業で覚えました。
そうです、あの、自転車メーカーのミヤタです。
もともとは、自転車レースがやりたくて、入った会社なのですが。
あてがわれた仕事は、ミニサイクルの溶接部門でした。
来る日も、来る日も、ひたすら一日何百台というラインに乗ったミニサイクルの、
上ブリッヂや下ブリッヂをロー付けしていました。
単純作業なのですが、如何に早く、綺麗にできるか、を考えて、
できるだけ飽きずにやっていた思い出があります。
バーナーの扱い方、ロー付けの基本は、ここで学びました。
その後、スポーツバイクの本格的な、ラグ付きフレームのロー付けは、
東京のアマンダスポーツでの仕事で覚えました。
設計に関しても、師匠の千葉さんにおそわりながら。
自分で本を読んだり、強い選手の感想を聞いたりしながら学びました。
当時は、自転車学校などない時代でしたから。