職人マツナガ通信

11月30日

20インチ コースターブレーキのスポーク張替作業です。
コースターブレーキの折り畳みバイクの後輪のスポークが折れたということでお持ち込み。
かなり使用してるものらしく、折れたスポーク一本を交換しても、またすぐに別のスポークが折れる可能性がある。
ホィールまるまる新品にということで、20インチのコースターブレーキ完組ホィールをさがしましたが、皆無。
しかたがないので、スポーク全交換作業に。
滅多に扱わないコースターブレーキ。
スタッフサカマが、四苦八苦してばらしてました。
スポーツバイク以外のこういう作業は、いいお勉強になります。
ばらして、新しいスポークを通して、さて芯とり作業です。
いつもの振れ取り台を、20インチ用にセットして作業です。
この振れ取り台も、もう二十七年選手です。
確か、今はもう販売されていない、自転車技術研究所オリジナルの振れ取り台を購入しました。
ものすごい剛性があり、まさにプロ用です。
現在販売されている振れと台では、まずみたことのないくらい剛性がたかい作りです。
この振れ取り台、最初は、もっとあらい目のメーターがついていたものを。
ボクが、ダイヤルゲージがとりつくように、改造したものです。
この工具も一生ものですね。
ただし、ディスクブレーキホィールのように、
根本的に構造が違うホィールが出始めているので、
ずっと使い続けられるかは、ちょっとあやしいです。
まっ、構造が変わったら、かわったで、またあうように改造できるかな。