職人マツナガ通信

1月17日

Fさんの設計です。
基本的な図面は、前回と同じです。
シートアングル、ヘッドアングル、トップチューブ寸法など。
ディスクブレーキになって何がかわるかというと。
フロントフォーク寸法とリアセンターですね。
そこを加味して、現行より20mmステムが下がるように設計をします。
ただしFさん、現行でサドル高-ハンドル高落差が85mmもある。
前回のフレームでも、ホリゾンタル換算のヘッドチューブ長から、-10mm短くしているんですね。
さらに短く、っとすると。
計算上、ヘッドチューブ長が86mmになってしまう。
基本設計フレームサイズ545mmのフレームにしては、さすがにこれは、ちょっと短すぎ。
見た目的にも、シートチューブの長さのわりに、かなり短くみえてしまい、ちょっとバランスが悪い。
そこで考えて。
現在ステムを6度の110mmを使っておられる。
これを、前下がりの17度の110mmにかえると、ステムをかえただけで20mm位下げられる計算になる。
そこで、17度110mmで設計してみると、ヘッドチューブは108mmになる。
これなら、ほぼ違和感なくいけるでしょう。
っということで、ステムは17度でいくことに。
もともとトライアスリートのFさん。
最近はロードレースにも参加をはじめているとのこと。
すごい、エアロフォームですね。
普通はサドル高-ハンドル高落差を如何になくすかに苦労をして設計するのに、
落差を増やすために、こんなに苦労したのは初めてです。