職人マツナガ通信

1月24日

FさんのプロジェクトM、ラグパートの下ごしらえです。
ラグパートとは、カーボンチューブが差し込まれてくる、クロモリ鋼の部分になります。
まずは、カーボンチューブが差し込まれてくる元管を用意します。
このチューブの中に、カーボンチューブを差し込んで接着します。
この元管を旋盤をつかって、肉厚、必要長さにカットしていきます。
肉厚は、Fさんの場合、前回のフレームが0.9mm肉厚でしたので、
今回も同じで行きます。
肉厚がそげたら、今度は必要長さにカットをします。
フレームのそれぞれのパートにより、加わる負荷がちがうので。
それぞれに、必要十分な面積を確保した長さにカットします。
接着剤の1c㎡の接着強度を元に計算をして長さを決めるのですが。
かなりのオーバーに強度を設定して長さを決めています。
幸いにして、プロジェクトMとして製作をはじめてから、通常使用で接着がはがれてしまったということはありません。
さて、役者が揃ってきましたね。
お次は、フライス盤によるミーリング作業です。