職人マツナガ通信

1月30日

FさんのプロジェクトM、お次の作業は、
ボール盤を使ったドリリング、穴開け作業です。
まずはリアエンドの、リアディレラーにつながるDi2ケーブル通しです。
もともと、そういう風に使われるようにはできていないものを、強引に加工します。
穴けるする位置は、リプレスメントエンドを止めつけるネジがあり、干渉してしまいそうな微妙な位置です。
これも前回製作時、何とかクリアする位置を確認しているので、
ある程度安心して加工できます。
なんせ、ちょっとでも間違えると、おしゃかになってしまうので、慎重にならざるえません。
OKです! 無事にDi2ケーブル端末が通るように穴をあけられました。
おとぎは、BBシェルとヘッドチューブです。
こちらは、ロー付け時(溶接)のガス抜き穴と少しでも軽量にするために、可能な限り大きな穴をあけます。
BBシェルには、穴を開ける位置を出すための、お手製の治具をはめて、穴位置をマーキングします。
BBシェル、ヘッドチューブともに、最初は5mm位の細いドリルからドリリングをしていきます。
8mm、16mm、18mmっとだんだん径の太いドリルの刃にかえてあけていきます。
ひととおりドリリングができたら。
BBシェルのみ、今回のDi2仕様のために、開けた穴をリュターを使って広げていきます。
Di2ケーブルが通りやすくなるようにと、Di2のジャンクションボックス(マッチ箱くらいの大きさ)が、
BBのなからか、ダウンチューブの中へ入れられるようにするために。
これで、タグパートのドリリング作業は終了ですね。