職人マツナガ通信

3月1日

Sさんのカンパニョーロ・ボーラの修理です。
リアホィールのスポーク全交換。
スポークを抜くために、ハブをばらしてみると。
今回もグリスアップの予定のリアハブでしたが。
傷み方がひどく、ご相談の上ワンもボールも、フリーボディも交換することに。
フリーボディのラチェットに、溝がつくほど、使われていた・・・・・・、すごい。
スポークをばらしてから、ワンの交換をすると作業が煩わしくなるので、
スポークを組替える前に、ハブのワンの交換をします。
折角なので、カンパニョーロ純正のセラミックベアリングキットに交換をします。
これはもともと、ボーラウルトラ用のリペアパーツなのですが、
ボーラワンなどにも共通につかえるので、バージョンアップするのにおすすめです。
ワンを無事に打ち替えて、さてスポーク交換です。
この世代のボーラは、リムの内側にニップルが隠れるタイプです。
さて、交換用の新品のスポークを取り出してみると。
ニップルのしたに、特殊なワッシャーが入る構造。
非フリー側のスポークは、穴に通すタイプではなく、引っかけタイプなので。
まず、リムにスポークを通して、ワッシャーとニップルをとりつけて、ハブに引っかければ組めますが。
フリー側は、穴に通すタイプの構造。
っということは、リムの頭らかスポークをだすことはできない。
はて、さて、どうやってワッシャーをスポークに通すか・・・・・・・。
考える、考える。