職人マツナガ通信

3月2日

さ~て、ボーラのスポーク交換どうするか。
現物を前に、あ~でもない、こ~でもないと考えます。
スポークの先に、ストロー上のパイプをとりつけて、それにワッシャーを通して。
通し終わったら、そのパイプを抜いて、ニップルを止める。
っというアイデアが浮かんだ。
早速、細いパイプを探してみる。
ん~、さすがにそこまで細いパイプはない、
ど~するか。
何か専用工具があるものか、っと、ネットで探してみるが、それらしきものは皆無。
フリー側のスポーク交換は、みなさん、どうやっているのか。
しかたがないので、また、また、考える。
っと、ピカピカピカッとひらめいた。
なにも、硬いパイプでなくてもよいのでは。
っということで、ケーブルを通すライナーをだしてきて試してみた。
シフトケーブル用のものは、ちょっと内径が細すぎて、スポークに入らず。
ブレーキケーブル用のものは、逆に太すぎてリムの穴を通らず。
う~、なかなかうまくいかない。
作業場にある、ライナーすべてを試してみたが、いい太さのものがない。
たぶん、これが使えると、問題は解決するのだが。
ダメ元で、細いライナーの入り口を、とがった針でさして、少し広げてから、スポークにさしみた。
お~、すると、なんとイメージしていたとおりになった!
スポークの先にライナーをつけて、リムのスポークをホールを通し。
リムの上面からでてきた、ライナーにワッシャーをいれて落として。
ワッシャーが落ちたら、ライナーをそっと抜いて、すかさず、ニップルをいれる。
ニップルは、ボックスレンチをつかって、リムを横にして、ワッシャーが落ちないように、
リムの内部にいれて、スポークのネジ切り部を探して、はまったらまわして仮止めをしていきます。
ん~、なんか曲芸師のような、作業ですね。
なんとか、すべてのスポークを入れかえて、仮組ができました。
ライナー作戦、これ、なかなかいい作戦です、自画自賛!