職人マツナガ通信

3月5日

仮組のできたSさんの、カンパニョーロボーラワン、振れ取りです!
スポーク張力がどれくらいかを知りたくて、色々調べたのですが、どこにもなく。
ばらす前に、現物を計測、それに従うことに。
ニップルがリムの外側にでていないので、ニップルホールからニップル回しをいれての作業となります。
まずは、各スポーク均等にニップルをしめていき、ある程度張力がでたら振れ取り台にのせます。
そうして、縦振れからとっていきます。
縦振れが、許容範囲の0.2mm近くになってきたら、一度振れ取り台から外して、自作のホィール踏み台にのせます。
リムがカーボンなので、慎重に体重をつかって荷重をかけます。
そうして、また振れ取り台へ。
ダイヤルゲージで、左右の数字を読んで、センターを決めます。
ダイヤルゲージの針が、センターに近くなるように、縦ぶれを気にしながら、横ぶれをとっていきます。
縦、横ともに、最大振れ0.2mm近くとれたら、また振れ取り台から外して、ホィール踏み台へ。
そうして、また振れと台へのせます。
途中、テンションゲージでスポーク長力を測りながら、締めたり、緩めたりしていきます。
この作業を繰り返して、ホィール踏み台から外して、
振れ取り台にのせた時に、最大振れが0.2mm以内に収まったらできあがりです。
こうして、Sさんのボーラワン復活です!