職人マツナガ通信

4月6日

SさんのプロジェクトM修理作業、接着です!
図面の長さにカットできたカーボンチューブを、
実際に治具ののせてあわせて、微調整をします。
あまりにきちきちの寸法で加熱接着をすると。
加熱時にカーボンチューブと鉄ラグ部が熱膨張ををしますので、あまりよろしくありません。
実際にラグに差してセットしながら、若干の余裕のある寸法にカーボンチューブをカット微調整していきます。
ダウンチューブができたらトップチューブです。
ダウンチューブのセットができたところで、
ダウンチューブのボトルケージ台座の位置を決めてマーキングします。
その後マーキングしたところに、台座がつく下穴を開けます。
こうやって、長さが揃えられたら、いよいよ接着です。
ラグパート内壁、カーボンチューブをよ~く脱脂します。
そしうて、接着剤塗布となります。
使っている接着剤は、熱硬化型で、加熱しない限り硬化しません。
接着剤が塗り終わったら、カーボンチューブのセットです。
三角形のものをつくるので、最初からつくるときは、シートチューブは一番最後にいれます。
トップチューブとダウンチューブを差し込むときに、若干シートラグ部が後ろに動くので、なんとか三角形にチューブをいれることができます。
今回は、シートチューブは既にはまっているので、トップとダウンを差し込めるかちょっと不安でした。
セットする順番をよく考えて、えい、ヤッとラグにカーボンチューブを入れていきます。ふ~、何とか入りました。
後は、はみ出た接着剤をよくぬぐい、加熱器で加熱接着です。