職人マツナガ通信

6月25日

神奈川より、プロジェクトMを駆るFさんご来店。
県外外出要請がとけて、やっとご来店できました。
3月に納車したプロジェクトMの初回点検&シクロクロスバイクオーダーのためです。
今まで乗っていたシクロクロスバイクをお持ちいただき、ご要望をお聞きする。
ローラー台にセットして、乗っていただき、前傾度合い、腕の開きを確認します。
ご相談の結果、基本的な設計はロードレーサーと同じで、
サドル高-ハンドル落差を、ロードよりも40㎜アップするということに。
トップチューブのスローピングの度合いですが。
ホリゾンタルだと、トップチューブの高さが高くなり、担ぎ始めるときに持ちにくい、とうことで。
ホリゾンタルより30㎜下げることに。
あとは、ピラーは抜くことがないということで、シートエクステンドタイプに。
おおよそのイメージはつかめました。
これをベースに設計いたします。
プロジェクトMの三本カーボンタイプのシクロクロス車、自分用のバイクを初めて、数々つくってきました。
この三本カーボンのシクロクロス車の、副産物というか、思ってもみなかった利点は。
担ぎ始めるときや普段扱うときに、トップチューブを持った時に、チューブが冷たくないということです。
シクロクロスのシーズンは、真冬なんですね。
ボクがレースに出ていたころは、長野に遠征、一面雪というレースもありました。
そんな時に、鉄のフレームだと、フレーム自体が芯から冷えてしまいます。
これが、カーボンだと冷たくないんですね。
たいしたことではないと思いますが、これが結構いいんだよ、っと。
今亡き、三本カーボンのシクロクロスバイクに乗っていただいていた森幸春さんにいわれましたっけ。
いいバイク作りまっせ、Fさん!
お楽しみに!