職人マツナガ通信

7月27日

シマノからカンパへ組換え。
一年前にビアンキのロードレーサーを購入された、ぼくと同世代のIさん。
クルマも好きで、イタリア車ももっていらっしゃる。
ロードバイクにはまるにつけて、どんどんついているパーツが変わっています。
そうしてついに、メインコンポを憧れのカンパニョーロへ組換え!
パーツカラーがシルバーがいいということで、ケンタウルをご選択。
イタリア好きのIさんに敬意を表して、組換え用のグリスもカンパニョーロ純正を使用。
もうこのグリス廃盤となってしまい、手に入りません。
BB、クランク、変速機、レバーという感じで、ばらして組み立てていきます。
そうして最終段階のケーブル通しです。
ケーブル長さも調節して、すべて張り終わって、変速を試すために、
レバーを動かしてみると。
リアディレラーが、ロー側には動くのですが、ダウン用レバーを押すが、上がったまま戻ってこない?
フロントディレラーも、アウターには上がるが、こちもインナーには戻らない?
はれ?
新型になって、なにか操作方法がかわったか?
っと思い、マニュアルを確認するが、特に変わったところはなし。
もしかして、また、これ、当たり(初期不良)?!・・・・・・・・・・。
インナーケーブルは、最初からレバーに通してあるので、
インナーケーブルの頭の引っかかり不良はないはず。
一度張ったインナーケーブルを外して、さらにレバーパッドを外して原因を確かめる。
それでもわからないので、レバーをハンドルから外してみる。
そうして動かすと、動いた!
なので、もう一度セットして動かすと、動かない。
ん~、わかった。
ハンドルに取り付けるとハンドルの端面が、レバーの内側のラチェット部分を押してまい、
その圧力でレバーがもどらなくなっているのだ。
たしか、同じような症状を体験した記憶がかすかに・・・・・・。
通常の形状のハンドルバーなら問題ないのでしょうが。
Iさんの使用しているハンドルは、ワンバイエスのジェイカーボンモンローSLという、
快適性を追求したという、ちょっと特殊な形状のもの。
レバーの位置を変えながら、ラチェット部分に圧力がかかない位置を探す。
なんとか、レバーが正常に動く位置を見つけることができました。
ふ~。