職人マツナガ通信

8月31日

お待たせいたしました、神奈川県のFさんのプロジェクトM製作開始です!
Fさんとは、なが~いお付き合い。
ボクが神奈川でリマサンズの雇われ店長をしていたころからのお付き合いです。
もともとはトライアスリート、そうして最近はロードレース、シクロクロスレースにも参加して、
バイクライフを楽しんでおられます。
今回は四台目のご注文となります。
シクロクロスバイクです、それもレース向けの。
シクロクロスは、野山のイメージのコースを一斉スタートして順位をあらそう、ロード版ダートコースレースです。
これもボクの得意な分野ですね。
日本にシクロクロスという言葉が、まだよく伝わっていないころから(四十数年前)、
ボクの師匠の故森幸春さんと、鎌倉の山をロードバイクをシクロクロス向けに改造したバイクで走り回っていました。
故森幸春さんが、日本人として初めて、1983年シクロクロスの世界選手権(アマチュア)に出場した時のバイクも作らせてもらっていました。
しかし、世の中変わってきて、今のシクロクロスバイクはほとんどがディスクブレーキ仕様になってしまいました。
でも、ご安心くださいFさん、ディスクブレーキになっても、基本設計は変わりませんので。
まずは設計からですね。
Fさんと相談の結果、基本設計はレース向けのシクロクロスバイクということでロードと同じでいくことに。
いつものようにパソコン上に自作設計ソフトをたちあげて、計算をしていきます。
一応できました。
が、ハンドリングをどうするか、っでちょっと悩む。
シクロクロスバイクというと、フロントセンターやオフセットをロードより長くとりますが。
どの程度ながくとるか。
故森幸春さんのシクロクロスバイク感でいくと、あまりフロントセンターを伸ばしたバイクは、
立ち上がり時に、だよ~んとしてシクロクロスレースには向かないということをいわれてました。
ここはFさんに、ご相談ですね。
今までのレースでどの程度のハンドリングが必要だったかを。