職人マツナガ通信

9月11日

FさんのプロジェクトM、ラグパートつくりです。
カーボンチューブが差し込まれる部分ですね。
まずは、元管を用意します。
この元管も、ニッケルクロームモリブデン鋼、8130材を使っています。
これは、普通のクロームモリブデン鋼より、ロー付け後の熱劣化がすくなく、表面かたさ、引張強度もすぐれています。
ラグチューブで重要なのは、根本の肉厚です。
この肉厚次第でフレーム剛性が変わってきます。
今回は、Fさんの体型、シクロクロス用ということで、
ダウンチューブのヘッドとBBの部分のラグチューブの肉厚は1㎜でいくことに。
その他部分は、0.9㎜でいきます。
元管を旋盤にセットして、肉厚、各パートの必要長さに切削をしていきます。
これで旋盤作業はおしまい。
お次は、フライス盤で角度付けのザグリ作業です。