職人マツナガ通信

9月14日

FさんのプロジェクトM、ヘッドチューブとBBシェルのガス抜き穴開け加工です!
苦労して作ったヘッドチューブとBBシェルに、ロー付け(溶接)時のガス抜け穴をあけます。
この穴も、強度を損なわない範囲で、軽量化のために、できるだけ大きく開けます。
ヘッドーチューブは、ダウンチューブとトップチューブがくる二か所。
BBシェルは、ダウンチューブ、シートーチューブ、チェーンステー、さらに水抜き穴の合計五か所あけます。
問題は、まっさらなBBシェルのどの位置に穴をあけるかです。
これも考えて治具というか、位置決め器をつくりました。
BBシェルをすっぽりかぶせてしまい、最初に計測して決めた、各チューブの位置に3mmの穴をあけます。
そうして、BBシェルをこの筒の中に入れて、穴の開いているとこに、
サインペンをいれてBBシェルに位置のしるしをつけます。
この筒、プラスチックの塊から削り出したので、作るときは結構大変でしたが。
できたものを使ってみると、ウッホッホ~、という感じで断然作業が楽に!
穴をあける場所に印をつけれたら、まずは3mmのドリルで、すべての穴の下穴をあけます。
その後は、場所に応じて、各サイズのドリリングをしていきます。
これで、ヘッドーチューブとBBシェルの下ごしらえはできました。
お次は、いよいよ治具にのっていきます!