職人マツナガ通信

10月12日

MさんのプロジェクトM、昨日の作業の続きです。
接着剤がかたまったところで、恐る恐るアーレンキーをまわしてみます。
すると・・・・・・。
ポキっと簡単に外れてしまいました・・・・・・・。
やはり、接着剤では歯が立たないようです。
ん~、どうするか。
シートクランプを壊してもよければ、なんとかなりそうなのですが。
まだ、それをやるには、早すぎる。
まだ、まだ、打つ手はあるはずだ。
さて、いろいろ感がて、いろいろやってみますが、一向にらちが明かない。
こうなったら、あまりやりたくはないのですが、クランプねじをドリリングするしかないか。
まずは、3㎜の刃をつけたハンドドリルでドリリングしてみるが。
全く歯が立たない。
この段階で、ほんと、ど~しようか、っと途方に暮れてました。
こういう時は一息つて、コーヒーでも飲みながら一休み。
すると、またやる気がわいてきた。
やはりどうかんがえてもドリリングしかない。
こうなったら、フレームだけの状態にして、
卓上ボール盤でチャレンジするしかない。
そうして、ボール盤でドリリングをしてみると。
今度はうまくドリリングできた。
もう少し深くまでドリリングをしようとしたとき、いきなりドリルの刃が入っていかなくなった。
なにかなっと、確認をしてみると・・・・。
オーマイゴッド! マンマ・ミーア!
ドリルの刃の先が折れているではないか!
折角ネジに穴が初めて、次は4mmの刃でドリリングをして、最終的には5㎜の歯でドリリングをすれば、
とりあえずは、ネジの頭の部分はとれると思ったのですが・・・・・。
これでは、折れたドリルの刃がネジの途中にいるので、これ以上はドリリングができない。
トホホ、またも途方に暮れる。
なんとか、気を取り直して、ドリリングできるところまでやってみようと、4㎜の刃でドリリングをする。
やはり、途中まででそこからは入っていかない。
さて、どうするか。
とりあえず4㎜の穴が少し空いたので、
そこに4㎜のアーレンキーの先を、釘の先のように削ってとがらせて、
その穴に打ち込んで、アーレンキーでまわせないか。
実はこの方法は、今までにも何度もチャレンジしていたのですが、うまくいかなかったですよね。
しかし、今回は4㎜の穴があいているので、すこし可能性が。
はたして、やってみると・・・・・・・・。
お~、動いた!
何とかネジをまわすことができた。
すると、今度は、折れたドリルの刃がネジから少し外にとびだしていて、それが引っかかってネジがクランプから完全にでてこない。
ふ~。
しかし、ネジが緩んだので、クランプがフレームから外れた。
そこで、クランプの割りが入っているところで、鉄のこぎりを入れて、ネジを切る。
すると、ネジの頭の部分はなんとかとれました。
残るは、ネジが切っている部分です。
ネジは噛んでおらず、まわるようなので、精密ドライバーなどでネジをまわしながら、クランプ部分から取り出す。
お~、やっと取り出すことができました。
折角クランプを壊さずにとりだしのたで、このまま使えるように、
ステンレスのネジを用意して、組付けました。
これでばっちり生き返りましたね。
あきらめずにつづけていると、やればできる!