職人マツナガ通信

11月27日

Sさんのプロジェクト、図面ができたのでお次は材料選びです。
体重、体形、乗り方からメイン三本のカーボンは、
ダウンチューブは、外径28.6mmφの弾性率80トンのノーマル肉厚チューブ。
シートチューブは、外径28.6mmφの弾性率80トンのノーマル肉厚チューブ。
トップチューブは、外径28.6mmφの弾性率40トンのノーマル肉厚チューブ。
でいくことに。
細身のホリゾンタルがお好みのようなのでこれでいきます。
外径28.6mmφというのは、クロモリのフレームのダウンとシートチューブ外径と同じなんですね。
プロジェクトMのオーナーは、昨今の大口径チューブになじめない方が多いようです。
ボクもその一人ですが。
プロジェクトM用カーボンチューブは、大変高弾性のカーボン繊維をつかっているので、
このクロモリと同じ外径のチューブでも十分に剛性がだせます。
チェーンステーは、22.2mmφの0.8㎜肉厚のカイセイ8630 三元合金のニッケルクロームモリブデン鋼です。
シートステーは、16.0mmφの0.5㎜肉厚のカイセイ8630 三元合金のニッケルクロームモリブデン鋼です。
タイヤとのクリアランスによっては、少しほそみの14.0㎜φの0.8㎜肉厚のもに変える可能性もあります。
こちらは実際に治具上でクリアランスを確認してから最終決定。
いつものように、ひとつひとつ手にとって、確認をしながらだしていきます。
この実際に手にすることで、ちょっと、違和感を感じるようなことがあれば、
再度図面をみて、体重、体形、乗り方、をアタマにいれて検討しなおしまします。
今回はOKですね、これでいきますSさん!