職人マツナガ通信

2月14日

プロジェクトMを駆る、Mさんからオーバーホールのご依頼です。
Mさんは、登録をしてレースにでらているホビーライダーです。
前回のオーバーホール2018年3月から15000㎞位使用とのこと。
今回もフルメンテです。
練習用に使っている、カンパニョーロのホィール、ゾンダも2015年ご購入以来、
5万キロは走っているとのことなので、ベアリングはもちろん、ハブの受け側も交換することに。
カンパニョーロのハブのいいところは、通常交換できない、ハブの玉受け部分も交換できることです。
玉受けが交換できないシマノさんの考えでは、ハブ側の玉受けがダメになったときは、寿命と考えなさい、っということのようです。
ハブをばらして、ベアリングを抜きます。
ハブにくみこまれている、玉受けがみえてきました。
これをたたいてハブから取り出します。
そうして、新しい玉受けを圧入します。
これを、フロント、リアハブともに行います。
リアはフリーボディも交換です。
玉受け、ベアリングは前後とも同じ規格となっています。
これで新品同様となります。
先日、やはりメンテナンスでお持ち込みの別のバイクで、
ハブのグリスアップ作業をした時に。
お客様曰く、以前にご自身でハブのグリスアップをされたということ。
作業前にホィールをまわしてみると、回転が少し渋い。
ハブをばらしてみると、ロックナットがゆるゆるでした。
ハブのグリスアップの場合、ベアリングに使うグリスとフリーボディにつけるグリスは違うものを使います。
こういうこともあるので、メンテナンスはお任せいただければと思います。
趣味として、こういう作業をやりたいという方は、
よ~くマニュアルを読んで、間違えないようにやってください。
作業が不完全ですと、使っているうちに壊してしまうこともありますので。