職人マツナガ通信

3月13日

油圧ディスクブレーキキャリパーのメンテナンス。
ロードの油圧ブレーキが普及してきてまだ2・3年位。
ボクらでもまだまだ経験していない事象があります。
油圧ディスクブレーキキャリパーもメンテナンスが必要なんですね。
油圧ブレーキの原理は、レバーを握ると油圧でブレーキキャリパーのピストンがしまり、
ブレーキパッドを押して、ディスクローターを挟んで止めるということです。
このブレーキキャリパーのピストンの動きが結構ばらつきがあるんですね。
以前新品の時から、左右あるピストンの片側だけが動きが悪く、
どうしてもローターに接触してしまう。
シマノさんに問い合わせると、ピストンの洗浄をしてみてください、とのこと。
このピストンの洗浄に役に立つのが、ブリーディングスペーサーを加工したもの。
この道具シマノさんが作り方をご指南いただいています。
ブリーディングスペーサーは、通常ブレーキパッドをキャリパーから外した時に、
誤ってレバーを握ったときにパッドがとじないようにするためのスペーサーです。
このスペーサーを半分の厚みに加工。
これをキャリパーにセットして、レバーを握ると片側だけパッドが飛び出してくる、という代物。
そうして出てきたピントンを洗浄するしくみ。
早速ボクもつくってみました。
使ってみると、フムフムなかなか使い勝手がよろしい。
さすがのシマノさんも、これは商品化せず、加工をすすめてるんですね。