職人マツナガ通信

12月21日

シクロクロスバイク。
久しぶりにプロジェクトMでシクロクロス用のバイクのオーダーをいただきました。
シクロクロスというのは、陸上のクロスカントリー競技の自転車バージョンといえばいいのでしょうか。
自転車を担がなければいけないような未舗装道路を含むコースで速さを競う競技です。


自転車も通常のロードバイク仕様では、タイヤがスリップしたり、泥詰まりで車輪がまわらなくなったりと使用できないため専用の設計になります。
ヨーロッパでは専門のプロ選手がいて、シーズンは11月から2月位まで、ロードレースのオフシーズンがメインに行われています。
シクロクロスメインの選手もいますが、ロード選手もオフのトレーニングをかねて参加しているようです。
ボクも好きで、高校生の時から近くのハイキング道をトレーニングかねて走ったり、国内の少ないレースにでていました。
レースはただひたすらきついだけでしたが、野山を自転車で走るのはとても楽しく、
神奈川に住んでいる頃は丹沢の山をのんびりと自分のつくったシクロクロスバイクで散策していました。
シクロクロスバイクの特徴は、まずブレーキの形式でしょうか。
ロードのアーチ型のブレーキでが泥が詰まるのと、太いタイヤがはけないのでカンチブレーキとなります。
あとは担ぎやすいようにメイン三角のスペースをとる、今風のスローピング仕様では肩がはいらないので担げないですよね。
メーカーのカーボンのシクロクロスバイクも若干あるようですが、
担ぐ時にパイプがつかみやすいような太さのものとなるとなかなかないと思いますので、


プロジェクトMでご注文いただけるののは、その特徴を生かしていいものが作れると思います。
レースでは、本格的になるとスペアバイクを用意しておいて、
どろどろになったバイクを途中で乗り換えて、
その間に詰まった泥を洗って、また乗り換えるというようなことをするくらいドロドロになります。
このあたりは、自転車遊びのなかで、かなり好みのを分かれうるところでしょうね。