職人マツナガ通信

10月2日

先日ここにかいたウィリエールを駆る中学一年生のトライアスリート、
Rちゃんのお父さん、メリダクロスバイクの修理でお持ち込みです。
Rちゃんのお父さん、Rちゃんが最初のアンカージュニアバイクをご購入後、
すぐに一緒に走るためということで、クロスバイクをお買い求めいただきました。
修理の内容を伺うと・・・・。
ご自身で購入されたクランクセット、リアカセットスプロケットを、
ご自身で交換作業をされたとのこと。
しかし、変速調整がフロント、リアともににっちもさっちも行かない状態になってしまった。
何とかしてほしい、ということでした。
ん~、お父さん、ご自身でいじりたい気持ちはよ~くわかります。
ちょっと、機械好きなら、たまらなくやりたくなりますよね。
しかし、しかし、自転車のパーツは思った以上に互換性がシビアなのです。
そのあたりを気を付けなければ、ちゃんと動きません。
まずは、ご自身でかえたというクランクセットっと、BBの軸長のマッチングを調べます。
使われているのは、スクエアタイプという四角い軸が付いているBBです。
このタイプのBBには、軸長が何種類もあります。
それが、つくクランクによって変わってきます。
クランクと軸長があっていないと、チェーンラインでずに変速がうまくいきません。
かえられたクランクの型番をしらべて、適性の軸長を調べます。
クランクを抜いて、実際の軸長を測ってみます。
まず、BB軸長はOKでした。
お次は、フロントディレラーとのクランクセットの相性です。
こちらも、クランクセットによって、使えるフロントディレラーが決まってきます。
こちらも調べ見るとOKでした。
っということは、フロントディレラーの変速不調は、単純にセットの問題か。
お次は、リアの変速不調です。
まず、ご自身でかえらたというスプロケットのセット確認です。
こちはら、シマノ純正ではないものが付いていました。
まず、ロックリングがしっかり締まっていませんでした、トルク不足です。
変速中にスプロケットが若干動いていた可能性があります。
ロックリングを締めなおして、変速調整をしてみると。
また、不調です。
症状としては、リプレイスメントエンドが曲がってしまって出る症状なので、
リプレイスメントエンド修正作業です。
8㎜ほど内側にはいっていました。
そうして、再度変速調整、ん? まだおかしい。
ん~、なにかなあ~。
っと慎重にクランクをまわして、スプロケットにチェーンが引っかかる個所を確認。
すると、どうも一か所、同じ場所が引っかかっているようだ。
チェーンのその引っかかっているあたり確認してみると。
なんと、つなぎ目がちゃんとつながっていなかった。
手で曲げると、そのままもどないくらい、つなぎ目がかたかった。
聞いていなかったのですが、チェーンもご自身で交換をされていたようです・・・・・・・・。
っということで、これらすべてを修正して、ちゃんと動くようになりました。
餅は餅屋ということで、お任せいただけると今回のような余計な出費はなくなるとおもいます。
ご自身でパーツを交換するときは、互換性にご注意を!