職人マツナガ通信

10月4日

千葉のOさんのプロジェクトM、BBとヘッドチューブ準備です。
BBシェルと肉厚、長さをカットしたヘッドチューブにガス抜き穴をあけます。
Oさんのできるだけ軽量というご要望に答えて、可能限り大きな穴をあけます。
BBには、シートチューブ、ダウンチューブ、チェーンステーがつくところにドリルをして穴をあけます。
位置決めですが、もう何度もここに登場している、自作のホールガイドを使います。
プラスチックの筒に、決まった位置に細い穴をあけたものを、
BBにかぶせて、その穴からマジックでBBにマーキングをします。
そのマーキングの位置にドリルをしていきます。
BBは、右側が左ネジ゙、左側が右ネジと左右ネジの向きが違います。
なので、もしここで左右を取り違えて穴をあけてしまうと・・・・・・・。
フレームのカタチになったときに組めなくなってしまいます・・・・。
なので、たかが穴あけ作業なのですが、すごく慎重に位置を決めます。
三度くらい左右の確認をして作業して、あけ終わったときにも最後の確認をしています。
位置がきまったら、ポンチングをして、
はじめは、5㎜くらいの細いドリルをつかってあけて、
徐々に太いドリルをしていきます。
ハンガー下には、通常は水抜き穴をかねて、大き目の穴をあけるのですが。
今回はブルべ用ということで。
1200kmを走りどうおしとなると、途中豪雨などがあるかもしれず、
できるだけBB内には水を入れたくないので、
6㎜のネジ穴をあけて、普段はネジ締めしておいて、
雨の日に走ったら、走った後にネジを抜いて水抜きをするような仕様にしました。
シクロクロスバイクも同じですね。
さて、これで役者がそろいました。
いよいよ治具作業に移ります!