職人マツナガ通信

11月12日

千葉県のOさんのプロジェクトM、ピラー径あわせ作業です。
ボトルケージ台座がついたら、お次はピラーの径あわせです。
プロジェクトMは通常ピラー径は、25.4㎜となります。
今回Oさんのフレームは、シートチューブに薄肉チューブをつかっているので、ちょっと内径が大きいです。
ご希望のカーボンピラー25.4㎜のものを使えるように、
シートチューブの内径を小さく変えます。
まずはアルミシートと内径をエキスパンドさせるための自作の工具を用意します。
アルミの板をカーボンシートチューブ内側に巻くための長さにカットします。
え~と、円周の長さを求めるのは、直径X3.14だよな・・・・。
最近歳のせいか、こういう基本中の基本の事がなかなか思い出せなくなってきました・・・・。
まあ、考え方としては、歳とともにアタマへのインプット情報が増えてきて、必要な情報を引き出すのに時間がかかる、
っという考え方もあると思うのですが・・・・・・・。
アルミシートを切り出して、カーボンシートチューブの内側にいれて、お手製のエキスパンダーで広げてみます。
OKです、サイズはバッチリ。
お次は、このアルミシートをカーボンシートチューブに接着です。
一旦アルミシートをカーボンシートチューブからはずして、
アルミシートとカーボンシートチューブの内側をリューターであらします。
接着作業では、この接着面をあらすというのは必須作業ですね。
そうして、接着剤塗布します。
アルミシートとカーボンシートチューブの内側にいれて、
エキスパンダーがアルミシートに接着してしまわないように、
表面に油を塗ります。
そうやってセットできたら、あとは加熱硬化です。
焼きあがったら、リーマー作業です。
これはアルミフレームや鉄フレームのシートチューブをさらう時と同じ工具を使います。
25.0mmからはじめて、徐々に広げていきます。
削りすぎてしまうと、また一から出直しやり直し、っとなってしまうので、
現物のカーボンシートピラーをあわせなたがら、
慎重に削っていきます。
お~、ちょうどいいはめあいになりました!