職人マツナガ通信

11月21日

新旧混合ランドナー!
6月にお受けしたOさんのランドナー、やっとでき上りました!
6月にご来店時に、いろいろお話をさせていただき、最終的にパナソニックのFJC5のランドナーフレームを組み上げることに決まりました。
Oさん、お仕事もそろそろ引退が近づき、できた時間でのんびり自転車ツーリングがしたいっと。
お話の中で、若いころに思い描いていたランドナーが欲しい、
でも懐古趣味的に古いデザインのパーツにはこだわらない。
見た目はランドナーで、機能は最新のものというリクエスト。
そこで、いろいろパーツを見繕いました。
ブレーキレバーはご本人の希望で、ケーブルが外に出るタイプ。
変速レバーも、レバーで変速できるSTIの必要がないということで、ダブルレバーに。
駆動系は、最新の11スピードでリアは11~34Tのスプロケット。
フロントチェーンホィールは、シマノGRXシリーズの、170㎜ 46x30Tに。
ホィールは、フレームの設計がH/E規格なので、それに合うリムを探して手組です。
リアのエンド幅は、135㎜なので、これも130㎜幅の11スピードハブを135㎜に変更作業。
フレームはもう7月には来ていたのですが、パーツがそろわず組み立てができませんでした。
そうやって探し回ったパーツを発注をして、今月ようやくすべて揃いました。
やっと組み立て開始です。
まずは、マッドガードの取り付けです。
リアのマッドガードは、輪行用にワンタッチで分割できるタイプのものです。
ボクが二十代のアマンダスポーツで働いているときには、
いやというほど、マッドガード取り付け作業をしましたが。
最近では、この手のマッドガード取り付けは、ほとんどありませんね。
ブレーキレバーからの伸びる、ブレーキケーブルの長さにもこだわりがあって。
長すぎても短すぎても、見た目が悪くなる、っという思いがあり。
昔の感覚を思い出して、カッコいいアールになるように長さを調整しました。
五か月待ちで、やっと本日納車ができました。
しかし、同時にご注文いただいた、日東製のリアキャリアが、
10月に入荷予定だったものが、なんと来年の6月に変更されてきました。
なんでも、原材料がはいってこなくて、作るに作れない状況らしいです。
Oさん、とりあえずは、このバイクで短い期間のツールリングをこなして、
なれてきたら、リアキャリアを付けてテントをつんでなが~い旅にでてください!