職人マツナガ通信

1月27日

M夫人のプロジェクトM、サッポロ黒ラベル号ロー付け部分の仕上げ作業です。
すべてのロー付けが終わったフレーム体のロー付け部分の仕上げです。
ロー付け部分の酸洗いをして、あとはヤスリでひたすら削って面をだしていきます。
ヘッド周り、BBまわり、シートラグ回りっと各所やります。
かなり手間のかかる作業です。
やすり掛けがすくなくなるように、ロー付けにかなり気を使ってきれいにロー付けをしているのですが。
それでもやすりがけは必要です。
イタリアで仕事をしているとき。
その工房では、あのチネリのレーザーをつくっていて。
接合部のフィンのつくりかたは、
まずは薄い鉄板をチューブに溶接して、
さらに仕上げにはパテを使って奇麗な面をだしていました。
帰国後、ボクもロー付け部分にパテをつかって面を出す作業をしてみましたが、
これが、ヤスリでやるのとあまり手間は変わらなかったので、
結局はやめてしまいました。
このロー付け部をしあげをしなくてもいいくらいに、
ロー付けがうまくなる、
っというのをめざして、いまだ修業中です。
すべてのパートの仕上げてができたら、
ダミーのシートチューブも抜いて、
お次は接着作業です。