職人マツナガ通信

6月23日

カンパニョーロ コルトエンド。
二十五年越しの恋、のトーキョーのTさんのプロジェクトM
フロントフォークをクロモリで製作することに決まったので、
フォークエンド探しです。
ここは一発、今はなきカンパニョーロのエンドセットで行きたいと思い、
材料ボックスをガサゴソと探してみる。
っと、あった、あった、カンパニョーロのコルトエンド。
カンパが製作していた最後のエンドです。
これの前のモデルもあって、もっと車軸が前後に動く幅が長く作られていました。
そこで、そこまで長くなてもいいでしょう、っということで、コルト(イタリア語で短い)タイプをつくってくれました。
当時、これがカッコよくて、とてもあこがれていました。
昔は、コンポーネントメーカーが、
自社のパーツを取り付けるためのフレーム小物を製作してくれていたんですね。
ちなみに、あのシマノさんでさえ作ってくれていたんです、今では考えられない事です。
あとは、サンツアーのシュパーブプロとか。
さすがに、ボクのストックボックスでも、もうこれらはセットでは用意できないです。
カンパニョーロのエンドセットも、今回が最後です。
これを、Tさんにご提案。
ご快諾いただけました。