職人マツナガ通信

6月30日

二十五年越しの恋、のトーキョーのTさんのプロジェクトM、
の設計図を見直します。
ん~、まよいなし、これで行きます。
お次は部材選び。
Tさん、今乗っていらっしゃるのは、アルミとクロモリ。
今まで乗ったバイクの中で一番いいと感じたのが、
コロンバスのニバクロームのバイクだという。
ニバクロームというのは、ニッケル・バナジウム・クローム合金鋼です。
おそらくこれを熱処理して、表面かたさを上げたものだとおもいます。
また、外径は、普通のクロモリより一回り太く、肉厚を薄くしているチューブですね。
多分、Tさん、たわみはでますが、戻りの早いばね感のあるフレームがお好みのようです。
それらを加味してえらんだのが。
ダウンカーボンチューブ、弾性率40トンの通常肉厚チューブ。
シートカーボンチューブは、弾性率80トンの薄肉チューブ。
トップカーボンチューブは、弾性率40トンの薄肉チューブ。
チェーンステーは、カイセイ三元合金のニッケルクロームモリブデン鋼 22.2φの0.7㎜肉厚。
この三元合金は、クロモリより表面かたさが硬いので、Tさんのお好みのばね感を出せると思います。
シートステーは、同じくイセイ三元合金のニッケルクロームモリブデン鋼 14.0φの0.5㎜肉厚。
これでばっちりと思います!