職人マツナガ通信

7月15日

二十五年越しの恋号プロジェクトM、
トーキョーのTさんフォーク仕上げです。
すべてがロー付けできたので、
まずは芯だしです。
治具に乗せて、直角定規で寸法を出していきます。
そうして、カンパニョーロのエンド平行修正機を取り出してきてフロントエンドにセットします。
これ、エンドがちゃんと平行かどうかを確認して、
ずれていたら力ずくで曲げ直して平行に修正します。
実にもう何十年も前にカンパニョーロから販売されていたんですね。
さらにこの工具リアエンドに対応するように作られています。
カンパニョーロは、まさに近代自転車つくりのパイオニアだったんですね。
さて、芯だしができたら仕上げです。
はみ出たロー材をやすりで削ってきれいにします。
まあ、これも根気のいるおシゴトです。
ふ~、仕上げ終了です。
どうでしょうTさん、この曲がりセクシーでしょう!


昨日のこの通信をみられたTさんからメールをいただきました。
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なんてセクシーなベンドなんだ!
フォーク肴に三日三晩酒呑めそう!!
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バイクをみてセクシーを感じる。
Tさんかなりやばい感覚になっていますね。
そういうボクも、自分のつくったフォークをみて、つくづく、ん~色っぽいっと感じてしまうのです。