職人マツナガ通信

8月4日

トーキョーのTさんのプロジェクトM、カタチになりました。
主要部分が付いた治具上のフレームにシートステーを取り付けます。
まずは治具上の寸法を実寸して、必要ながさにシートステーをカットします。
ここでもシートステー材は、テーパー管になっているので、
軽量級のTさんにあわせて一番細い部分をつかいます。
長さがカットできたら、シートラグにピッタリあうようにフライス盤でザグリ作業です。
これが結構厄介な作業で、最近新しいやり方を身に着けました。
それができたら今度はリアエンドに差し込むように、同じくフライス盤のメタルソーで割りをいれます。
割りを入れたら、チェーンステーの製作時にやったことと同じように、
スプロケットの歯がくるところを、バーナーであぶって熱をかけてハンマーで叩いてつぶします。
それを酸洗いして、ヤスリでしあげて、ようやく治具にセットです。
左右均等度を確認してロー付けをします。
お~、フレームのカタチになった!
後は寸法をあわせて上ブリッヂをとりつけ、
さらに下ブリッヂをとりつけて、ラグパート半分終了です。
この後は、カタチになったフレームをバラバラにして、
フレーム全体のロー付けを完璧にやります。